こんにちは、薬局薬剤師のふぁるくま(@farukumayaku)です。
このブログでは薬剤師の勉強に関する情報を発信しています。
今回は「ビジネス統計スペシャリスト」という資格を紹介します。医療の世界でデータを基に意志決定するように、ビジネスの課題解決にデータを活用することが当たり前になりつつあると感じ、本資格の取得をめざしました。
はじめに
Excelを利用したデータ分析は現代のビジネスにおいて欠かせないスキルです。このデータ分析スキルを身につけ、さらに認定資格を取得することを目指し、ビジネス統計スペシャリスト エクセル分析ベーシックの認定資格取得に挑戦しました。
ビジネス統計スペシャリストとは何か
データ分析の実践力を評価する資格
株式会社 オデッセイ コミュニケーションズが提供している資格の一つであり、ビジネス統計スペシャリスト以外に、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)等も提供しています。
一般のビジネスパーソンにとってビジネス実務で必要なデータ分析スキルは、確率分布や仮説検定、推定などの統計知識と、コンピューターで分析ツールを使用してデータを分析する技能に大きく分類できます。また、多くのビジネスパーソンがコンピューターでデータを分析するのに身近で強力なツールはExcelです。
ビジネス統計スペシャリストは、データ分析の”実践”に重点を置き、身近に活用できるExcelを使用したデータ分析技能と、分析結果を正確に理解し、応用する能力を評価します。
株式会社オデッセイ コミュニケーションズのホームページより引用
試験の詳細
資格はエクセル分析ベーシック(基礎レベル)とエクセル分析スペシャリスト(上級レベル)の2つがあります。エクセル分析ベーシックの試験概要は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
出題範囲 | 平均/中央値/最頻値/レンジ/標準偏差/外れ値の検出/度数分布表/標準化/ 移動平均/季節調整/集計/散布図/相関分析/回帰分析/最適値 |
問題数 | 40問前後 |
出題形式 | 択一問題、穴埋め問題 |
試験方法 | コンピューター上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式 |
試験時間 | 60分 |
特徴は、「Excelの操作をともなうこと」です。その場でExcelを操作し、回答を求める問題が出題されます。
詳しくは株式会社オデッセイコミュニケーションズのホームページをご覧ください(こちら)。
難易度
出題範囲や口コミを見ると統計検定3級程度、という評価のようです。簡単とは言いませんが、合格しやすい試験だと思います。
学習方法・学習期間
試験対策として以下の2つを使用しました。
- Excelで学ぶ ビジネスデータ分析の基礎(書籍)
- ビジネス統計スペシャリスト エクセル分析ベーシック WEB模擬テスト
「1.Excelで学ぶ ビジネスデータ分析の基礎」はオデッセイ コミュニケーションズ出版の公式参考書であり、出題範囲を網羅しているので、必要な知識を一通り学ぶことができます。
「2.ビジネス統計スペシャリスト エクセル分析ベーシック WEB模擬テスト」はWEB上で行う模擬テストです。「アテオンストア」というオンラインストアから申し込むことができます(こちら)。模擬試験では、実際の試験に近い形式で出題され、自分の理解度を確認することができました。
私の場合、本を読み、WEB模擬テストを3回実施しました。書籍を購入してから試験まで1ヶ月程度学習しました(1日30~60分程度の学習時間)。
認定試験の受験
Excelを利用したデータの分析、グラフ化、そして統計処理などが出題されました。時間制限があるため、集中力を保ちながら試験に臨むことが求められましたが、模擬試験と類似の形式で出題されたこともあり、比較的スムーズに試験を受けることができました。
試験終了後、すぐに結果が出力され、合否が分かります。私は1000点(合格点は700点)だったので満点でした。模擬試験で80-90%の正答率であれば合格できると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
一番役に立ったのはWEB模擬試験です。書籍だけでも知識を学ぶことはできますが、Excelを操作して回答を導き出す経験ができるWEB模擬試験は必要だと感じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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